この度、NEXTBLUE2号ファンドは、資本市場利回りで短期・長期の流動性管理を可能にするフィンテックソリューションを開発・提供するベルリン拠点のスタートアップ、UnitPlusに出資したことをご報告いたします。
UnitPlusは、€4.7Mのシードラウンドの資金調達を行ったことを発表しました。英国のVC Pactが主導した本ラウンドには、NEXTBLUEに加え、Seed X、Material Ventures、そしてヨーロッパのフィンテックセクターの著名なビジネスエンジェルが参加しています。
次世代のアセットマネージャーとして、UnitPlusは今日の不安定な金融環境において、流動性管理に苦戦する多くの企業の重要なニーズに応えています。UnitPlusのソリューションは、これまで大企業しか利用できなかった高度なトレジャリーツールを中小企業に提供しています。バーチャルな「資本市場CFO」であるUnitPlus Businessを通じて、中小企業はキャッシュフローの最適化、投資の戦略立案、ダイナミックな金利環境でのリスク管理が可能になります。2024年上半期には管理資産額（AUM）€100Mを突破し、前年比134％の成長を達成するなど、市場からの強い需要が示されています。
同社は、今回の調達資金を活用し、ユーザー個々の経済状況に応じて拠出額をリアルタイムで調整するAI駆動の貯蓄プランを開発予定です。この新しい製品は、各ユーザーの独自の経済状況に合わせて月々の貢献額をリアルタイムでカスタマイズし、財務の安定と成長に向けた個別のサポートを提供します。この取り組みは、個人と企業の両方にとって、財産形成を民主化するというUnitPlusの使命を具現化するものです。
NEXTBLUEパートナー、ヴィンセント・タンのコメント
UnitPlusはキャッシュ管理の概念を刷新し、幅広い層が利用できる投資機会を提供しています。小規模ながらも卓越した成果を出している創業チームの献身的な姿勢に深い感銘を受けるとともに、今後、UnitPlusのインクルーシブな金融ビジョンが実現するのを楽しみにしています。金融の包括性に対する彼らのコミットメントは、エンパワーメントされた公平な金融環境を目指すNEXTBLUEのビジョンと一致しています。
UnitPlus共同設立者、ファビアン・モーア氏のコメント
NEXTBLUEを投資家として迎えることを非常に光栄に思います。NEXTBLUEの強力なプロダクト開発への注力、現実の問題解決へのコミットメント、豊富なネットワークは、私たちのチームにとってかけがえのない存在となっています。
